【 西18丁目 】 「夜空」ノムコウ 401号室
地下鉄東西線 「西18丁目 」 駅 徒歩1分
「型板ガラス」?
すぐにわかる人は、そんなにいないかもしれません。
すぐにイメージできたアナタは、昭和モダンの薫りがする人かも?
「型板ガラス」とは、よく見かけるすりガラスとは製造過程から違うもので、
ロールに彫刻された型模様をガラス面に転写して製造されるガラス。
光を透過しほどよく視線をさえぎる機能があり、
さまざまな光と影の陰影が美しい、雰囲気のある空間を演出します。
昭和の初期にそのデザイン性の高さから人気を集め一気に普及しました。
日本では技術の発展とともにフロートガラスが主流になり、
今ではそのほとんどが海外からの逆輸入とか?
でも、海外では粋な装飾性の高さから根強い人気を誇る
日本の伝統技術なのです。
型板のデザインにはすべて名前が付けられており、
今回その希少な型板ガラス「夜空」に出会うことができました。
地下鉄「西18丁目」出口から徒歩1分。
北1条通りから1本奥に入った裏通りに、
おもいっきり昭和レトロな雰囲気の建物が。。。
この外観から、何かに出会える期待感が高まります!(^^)!
ドアをあけてまずビックリ・・・
玄関ホール正面にあったのは洗濯機置き場。
思わず笑いがでてくる「玄関ホールのツカイカタ」♫
そしてダイニングに入って目を惹きつけられたのは、
太くて荒い木枠のガラス障子。
近づいてみると、よく見るすりガラスではなく「型板ガラス」!!
こんな素敵な建具、久しぶりに出会いました!(^^)!
お部屋は6帖のダイニングに5.5帖の和室。
そして和室の窓にもちゃんと同じガラス障子があり、
ちょっと年季の入った室内が、一気に「粋」な空間に♫
室内は清潔感があるものの確かに古さは否めません。
さすが「築35年」。
水回りにも、設備にも、建具や室内の露出配線にも古さを感じます。
木枠のガラス障子も建付けがいいとは言えません。
でもこの日本の伝統文化は、このレトロな空間だからこそ「粋」なのです。
日々変わりゆく札幌の街並み。
この「夜空」ノムコウで、タイムスリップしてみませんか?
不動産のセレクトショップ 『 街のツカイカタ 』
担 当 : 金岡晴子